宮川内科・胃腸科医院
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宮川内科・胃腸科医院
〒305-0051
茨城県つくば市
二の宮2丁目2−26
TEL 029-855-8777
Dr宮川の注目コーナー
不整脈とは
不整脈を感じた方や気づかずに検診などで指摘されたことがあるという方がいるのではないでしょうか?
不整脈とは、脈が乱れることを言いますが、不規則な脈以外にも、脈が速くなる頻脈や逆に脈が遅くなる徐脈も含まれます。
心臓は筋肉でできた臓器で、その筋肉にかすかな電気が流れ動く仕組みになっています。正常な脈は1分間に60〜100回とされています。
不整脈の症状には、動悸・胸痛・胸部不快感・めまい・立ち眩み・失神・息切れ・だるさ・疲れなどがあります。
動悸は心臓の鼓動を異常な不快感として感じる症状で、心臓の脈が乱れた時や脈拍が増えたり心臓から血液が多く押し出されたときに感じることがあります。不整脈のために自覚することが多いですが、不整脈以外にも狭心症や心筋梗塞、心不全、心臓以外の病気には、貧血や低血糖、甲状腺、精神的緊張などもあります。
不整脈が起きた時に、胸痛や胸部不快感がある場合は、狭心症や心筋梗塞などが起きていないか検査をしていく必要があります。
頻脈や徐脈が強くなると十分な血液が脳に送られないことで、めまいや立ち眩みを起こし、程度が重くなると失神や痙攣を起こします。
検査は、不整脈の発作が起きている時に心電図をとると正確な診断ができますが、受診する患者様の多くは、症状のないこともあり既往歴や話を聞いた状態で考慮し検査を進めていきます。心電図・24時間心電図・運動負荷心電図・心臓超音波検査(心エコー)。
治療は、不整脈の種類や原因・症状・全身の状態により異なります。
1.生活習慣の改善
多くは生活習慣を改善することで予防できることがあります。禁煙・禁酒・カフェインの摂取を控える。睡眠不足やストレスの解消。
2.内服治療
薬物治療は、不整脈を止める薬や予防する薬・和らげる薬など。
3.内服以外の治療
電気的除細動・カテーテルアブレーション・高周波焼灼術・外科的手術・ペースメーカ
不整脈に気づかず検診などで指摘がありましたら、そのままにせず必ずかかりつけの病院で相談をして下さい。
(2024年4月18日)
胆管結石症とは
総胆管は、肝臓と十二指腸をつないでいる管で、肝臓で産生された胆汁を十二指腸に流す役割をしています。そこにできるのが総胆管結石です。胆嚢結石(いわゆる胆石症)は無症状のこともありますが、胆管結石は有症状(急性胆管炎・胆石膵炎を発症)が高率であります。早期に治療をすれば、改善が期待できる疾患です。
1. 総胆管結石の症状
総胆管結石は、症状が全くない場合もありますが、結石が胆管にはまり込むと痛みが生じます。胆石発作(胆石が動いて胆嚢の出口にはまり込むことで起こる発作のこと)では、脂肪分の多い食事をとったあとなどに突然、上腹部(右の肋骨の下辺り)や心窩部(みぞおち)に周期的な痛みが起こったりします。血液検査でAST、ALT、γ-GTP(ガンマ-GTP)、ALP、ビリルビンの上昇が見られると総胆管結石が疑われます。急性胆管炎は、発熱、悪寒、黄疸を認めます。また、胆管の出口である十二指腸乳頭部に結石がはまり込むと急性膵炎を発症することもあります。
2. 総胆管結石の診断
主に胆管、胆嚢、肝臓、膵臓、腎臓、脾臓を観察することができます。体への負担が少ない検査ですので、総胆管結石を疑った場合はまずこの検査を行うことが一般的です。他の検査も併用して行うこともあります。
A 腹部CT検査
X線をあてて体の断面画像を得る検査です。体を数mm〜1cm区切りで輪切りにして、その切断面の画像で診断を行います。石灰化した総胆管結石であれば描出率は高いです。
B MRCP(MRIを用いて胆嚢・胆管・膵管を撮影する検査)
核磁気共鳴現象を利用した画像検査です。MRCPによる総胆管結石の描出率は有用性が高いですが、5mm以下の小結石は描出されない場合もあります。
C 超音波内視鏡検査(EUS)
先端に超音波装置のついた上部消化管内視鏡(胃カメラ)の検査です。胃や十二指腸から観察を行うことで、体外からの腹部超音波検査(エコー)よりもさらに詳しく観察を行うことができ、総胆管結石の有無をほぼ診断できます。検査時間は通常の上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査よりも長くなりますが、外来でも行うことのできる検査です。
3. 総胆管結石の治療
総胆管結石の治療には、内科的な治療と外科的手術があります。病状や合併症の有無によって治療方法が変わりますので、担当医とよく相談して下さい。
(2024年5月17日)
食中毒について@
食中毒とは、細菌やウイルスなど、何らかの有害な物質が入った食品を食べることによって、胃腸炎などの症状が出る病気です。直近のつくば保健所管内での情報では、7月に入り保育施設等において、腸管出血性大腸菌感染症の報告が12件あったそうです。これから特に夏の時期は、食中毒に注意が必要です。
《 原因 》
食中毒の原因となるものは多くあります。
1.細菌 … カンピロバクター、ウェルシュ菌、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌O−157等)、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌、赤痢菌 など
2.ウイルス … ノロウイルス、A型肝炎ウイルス など
3.寄生虫 … アニサキス
4.自然毒 … キノコや山菜、フグ
5.化学物質 … 農薬、重金属、食品添加物 など
これらの原因となるものが含まれる食材を口にし、体内に有毒な微生物や物質を取り込んでしまうことによって発症します。
潜伏期間・症状
食中毒の原因によって、食べてから発症するまでの時間や症状は様々ですが、一般的には、原因物質を体内に取り入れて数時間〜数日間の潜伏期間を経て、発熱や腹痛・下痢・吐き気・嘔吐などの消化器症状が現れることが多く、中には重症化し脱水症状になったり、血便がみられるようになることも少なくありません。
食中毒による血便は、腸粘膜に強い炎症損傷が生じることによって引き起こされ、カンピロバクターの他にも腸管出血性大腸菌、サルモネラ、細菌性赤痢などによって生じることもあります。特に腸管出血性大腸菌は、進行すると急激な腎機能障害を引き起こす「溶血性尿毒症症候群(HUS)」を発症し、命にかかわることもあるため早めに病院を受診することが大事です。
ノロウイルスによる食中毒は冬に多く、牡蠣などの二枚貝に潜み、発熱や嘔吐・軽い下痢症状がみられます。感染力が強いため集団感染を起こしやすい原因物質です。
その他、寄生虫による食中毒は、激しい上腹部痛とともにアレルギー反応として蕁麻疹が現れたり、自然毒では複視、眼瞼下垂、四肢麻痺、呼吸筋麻痺などの神経障害を引き起こしたりすることがあります。
検査・診断
食中毒が疑われた場合、問診や触診・視診の他に以下のような検査をすることがあります。
*尿・血液検査 … 体内の炎症の強さや脱水・肝機能障害や腎機能障害の有無を調べます。
*便培養検査 … 便を採取して、便の中に潜んでいるウイルスや細菌を特定する検査で、確定診断や治療方針を決めるうえでも重要な検査です。
ノロウイルスなどは採取した便で簡易的に感染の有無を判定することができる簡易キットも多く用いられています。
(2024年7月22日)
甲状腺の病気について
ここ最近なんとなく元気がない、全身倦怠感などがある、首の所が腫れているなどの症状はありませんか?もしかしたら甲状腺の病気からくる症状の可能性があります。甲状腺は体の健康を守る上で欠かせない臓器ですが、知らない方もいるのではないでしょうか。
甲状腺は首の前方、のどぼとけのすぐ下にあり蝶が羽を広げたような形で、すぐ後ろにある気管を包み込むようにあります。正常な甲状腺は柔らかいので、外から触ってもわからないですが、腫れてくると手で触ることができ、ある程度大きくなると首をみただけでも腫れがわかります。
甲状腺は、体の発育を促進し、新陳代謝を盛んにする働きがあり、私たちが活動するために必要なエネルギーを作り、快適に生活するために必要なホルモンです。全身のほとんどの組織に作用し、成長・発育に重要でエネルギーの産生や様々な代謝、循環器の調節なども行っており、そのためホルモンの分泌が過剰になったり、低下することで身体にあらゆる症状をきたします。患者の多くは、女性であること、典型的な症状があまりみられないことの二つあげられ、更年期障害や体調不良による症状ににているので発見が遅れたり気づかないまま過ごしてしまうこともあります。
原因は、自分の体を守る免疫機能が、何らかの問題で自分自身の細胞や生体組織を攻撃してしまう自己免疫疾患の一つになります。
甲状腺の病気一つ目は、バセドウ病です。
バセドウ病は、甲状腺のホルモンが過剰に作られる病気で、女性に多い病気ではありますが、比較的男性でも発症しやすい病気でもあります。発症年齢は、20〜30歳代が過半数を占め、次いで40歳代、50歳代と。
症状は、暑がり、疲れやすい、だるい、体重減少などです。
逆に甲状腺ホルモンの分泌が減少し、全身の代謝が低下している状態として橋本病があります。橋本病は慢性甲状腺炎とも言われています。橋本病は、女性に多く、20歳代後半、30歳、40歳代が多い。
症状は、寒がり、疲れやすい、動作が鈍い、体重増加、声枯れ。
原因は、不明で、ある種のリンパ球が甲状腺組織を攻撃して起こるのではないかと言われています。
他には、良性腫瘍、悪性腫瘍、プランマー病があります。
検査は、超音波検査、血液検査。
治療は、内科的治療、外科的治療、放射線治療などになります。
少しでも気になる症状がある時は、かかりつけ医に相談をして下さい。
きちんと検査を受け治療をすれば、支障なく日常生活を送れる疾患です。
(2024年10月15日)
食中毒についてA
治療
基本的には、整腸剤や解熱剤などを使用しながら、症状が治まるのを待つ対症療法が行われます。細菌類が原因の場合は、それぞれにあった抗生物質を併用するのが一般的です。頻回な下痢や嘔吐による脱水症状がみられた場合は、点滴治療が行われます。軽度の場合は安静にして水分をこまめにとりましょう。OS−1などの経口補水液を利用するものよいでしょう。
その他、アニサキスでは胃内視鏡にてアニサキスを摘出し、自然毒では血液中の毒素を取り除くための血液浄化療法などの特殊な治療が必要にあることもあります。
予防
食中毒の予防3原則は、菌を『つけない』『増やさない』『やっつける』です。
1.つけない(清潔を保持するため洗う)
*手洗いの徹底
*包丁やまな板など、使用した器具等は使用するごとに洗剤で洗い、できるだけ殺菌する。
*下痢や吐き気、発熱がある時は、調理作業を控える
2.増やさない(低温で保存する)
*調理は迅速に行う
*肉や魚などの生鮮食品やお総菜などは購入後、できるだけ早く冷蔵庫に入れる。
細菌の多くは10度以下で増えにくくなります。
3.やっつける(加熱処理)
*しっかり加熱する。ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。特に肉料理は中心部を75度以上で1分以上加熱することが目安です。
(2024年7月22日)
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