宮川内科・胃腸科医院
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Dr宮川の注目コーナー

  骨密度について
骨密度とはなに?と思う方はいませんか。骨密度とは、骨を構成するカルシウムやミネラル成分のつまり具合をいいます。骨は強固な体をつくるとともに、内臓を保護する役割もあり、血液を作り出す骨髄組織も存在し、体内のカルシウムの貯蔵庫の役割でもあります。骨密度は男女とも加齢とともに減少することが確認されております。
 減少率では、男性よりも女性の方が大きいと言われております。特に女性は、20歳の時にピークを迎え骨密度が最大となり、以降は骨密度が徐々に減少し閉経を迎える
50歳のころより骨密度の減少が加速します。
骨密度の測定方法は、一般的な方法は、X線で測定をします。
骨密度を上げる方法としては、骨を強くするための骨をつくる材料と吸収を助ける栄養素をバランスよくとる食事が大切です。
 ・骨の主成分であるカルシウム 
 ・カルシウムの吸収を助けるビタミンD
・骨たんぱく質の活性化するビタミンK
 ・骨の形成を助けるマグネシウム
 ・骨や筋肉の材料となるタンパク質
 カルシウムだけでは骨密度を上げるのは不十分と言われ、ビタミンDと一緒に摂ることで吸収率があがり健康な骨につながります。
 
 骨粗鬆症の予防方法
 1.食生活の改善
 2.日光を浴びること
 3.運動習慣
 4.禁酒・節酒
 
 年齢を重ねていく中で健康でいられるためにも、自身の骨密度を知っておくことは、大切なことだと思います。食生活や適度な運動も予防として効果があります。冬は、朝晩と日中の寒暖差が大きくなりひきこもりがちになり気味ですが、暖かい日中は外にでて太陽の日差しを浴びてウォーキングなどをしてみてはいかがでしょうか。


(2025年12月15日)

  花粉症について
花粉症の症状は早めの受診で症状を軽くできます。
毎年春や秋になると「くしゃみが止まらない」「鼻水鼻づまりがつらい」「目がかゆい」といった症状で受診される患者様が増えてきています。 
これらの症状は花粉症「季節性アレルギー性鼻炎」によるものが多く見られます。
花粉症とは、スギ、ヒノキなどの花粉に対して、免疫が過剰に反応することでおこります。たとえばスギ花粉が鼻に入ると鼻の粘膜にあるマスト細胞という細胞が反応して、ヒスタミンという物質を放出します。このヒスタミンがくしゃみや鼻水鼻づまりを引き起こす犯人です。私たちの体にはウイルスや細菌といった外的から体を守る免疫システムが備わっています。通常このシステムは体に害の無い物質には反応しませんが、花粉症の場合は免疫システムが花粉を敵と誤認識し過剰に反応してしまうのです。
一度発症すると毎年同じ季節に症状がでやすいのが特徴です。症状が軽いうちは我慢する方もいらっしゃいますが、放置すると日常生活の質が低下することもあります。
症状
・くしゃみ透明な鼻水
・鼻づまりによる息苦しさ
・目のかゆみ充血、涙
・頭が重いだるさ
・睡眠不足、集中力の低下
かぜと似ていますが、発熱がなく、同じ症状が長く続く場合は花粉症の可能性があります。
治療:抗アレルギー薬の内服、点鼻、点眼薬など組み合わせた治療
花粉の飛散が始まる前、または症状が軽いうちに治療を始めることで症状の悪化をおさえることが期待されます。原因をはっきりさせたい場合は血液検査で抗体を調べることができます。
日常生活での対策
・外出時のマスクの着用
・帰宅後の洗顔、うがい
・衣類に付いた花粉を落とす
・室内の換気、空気清浄機の使用

毎年症状が強く出る方、鼻づまりで寝れない方、花粉症かかぜかわからない方は早めの受診をおすすめします。花粉症は適切な治療により症状をコントロール出来る疾患です。つらい症状を我慢せず、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。


(2026年1月16日)

  便の状態でわかること
皆さんが日常的に出している便について気にしている人はいるでしょうか?
自身の便の状態を観察することで、体内で何が起きているか、これからの健康維持に対処していくことが見えてくるのではないでしょうか。
 
便の形や硬さでわかることは、形は、その日の体調や食生活、ストレスなどが反映することがあります。理想的な便は、ひび割れたソーセージやバナナ状の便で腸の働きが順調で、排便もスムーズです。硬い便の場合は、腸内で長時間滞留し水分が吸収されすぎた状態で、コロコロしたウサギの糞のような便がでた時は、水分不足や食物繊維不足が原因で、便秘のサインです。改善するには、水を毎日2リットル以上飲むことが理想的で全粒穀物や野菜、豆類などの食物繊維を摂ることで便が柔らかくなり適度な運動などをすることで腸の動きが活発になります。柔らかい便・半液状便の場合は、消化が速すぎて腸での水分吸収が不十分な状態で下痢の一歩手前で、腸内で何らかの炎症や過敏症が発生していることがあります。柔らかすぎる便の場合は、脂肪分の多い食事は控え、消化の良い食品を摂ることがいいでしょう。ストレスや睡眠不足も腸に影響があるのでリラックスをしましょう。水のような下痢の時には、体の警告信号を出しています。これは感染症や食中毒、過敏性腸症候群の可能性があり、長く続く時には、医療機関へ受診して下さい。改善するには、水分補給は欠かさずスポーツドリンクなどで電解質を補い、お腹にやさしい食事に切り替え、腸を休ませる。
便の色が示す内臓のサイン
正常な便の色は茶色ですが、それ以外の色には注意をしなければいけません。
便の色が茶色であれば、胆汁が正常に分泌され、腸内の消化活動が順調です。
便が緑色の場合、腸内で食べ物が速く通過し、胆汁が十分に変化していないことが原因で、特に葉物野菜、鉄分サプリを多く摂ると緑色になりがちです。
改善するには、食物繊維の量を調整しゆっくり食べ消化をスムーズにすること。
黒い便の場合、上部消化管からの出血の可能性があります。黒い便が続く時には、医療機関へ受診して下さい。
赤い便の場合、痔や裂肛、あるいは大腸の異常などの可能性があります。この場合も医療機関へ受診して下さい。
白色・灰色の便の場合、胆汁が分泌されないことで便が白っぽくなることがあり、肝臓や胆管の異常を示すので医療機関へ受診して下さい。
黄色い便の場合は、脂肪が十分に消化されていない場合が多い。膵臓の機能低下が原因のこともあるので医療機関へ受診するといいでしょう。
便の臭いは、腸内細菌の状態や食生活を反映しています。臭いが強くなる場合、腸内で食べ物が腐敗している場合や細菌のバランスが崩れている状態です。原因には、食生活の乱れや消化不良、腸内の悪玉菌の増殖などです。
改善するには、食物繊維をしっかり摂り腸内の善玉菌を増やすことで腸内環境が改善され自然に便の臭いも軽減されていきます。
便の頻度は、体の状態と腸の機能を反映しています。一般的には、1日1〜2回の排便が理想ではありますが、回数よりもいきまずにスムーズに出るかどうかが重要です。便の状態を見て、腸内環境や体の調子を確認してみましょう。
    

(2026年2月13日)

  胃酸過多症
胃酸過多症とは胃の中に分泌される胃酸(塩酸)が必要以上に多くなり胃の粘膜や食道の粘膜を刺激し、不快な症状を引き起こす状態を言います。胃酸は食べ物の消化に重要な役割を果たしていますが、過剰になると逆に粘膜を傷つけ、炎症や潰瘍を招く原因になります。
〇主な症状 
胃の痛み、みぞおちの不快感、胸やけ、口の中に酸っぱいものが上がってくる、食後の胃もたれ、空腹時の胃痛、げっぷ、吐き気、のどの違和感、声のかすれ
〇胃酸が増える原因
胃酸過多の原因には生活習慣が関係していることも少なくありません。
1ストレス
ストレスは自立神経のバランスを崩し、胃酸の分泌を増やすことがあります。
2食生活 
刺激物(香辛料脂っこい食事)アルコールやコーヒーの取りすぎ
3ピロリ菌
胃の中に感染する細菌でヘリコバクターピロリ菌が関係する場合もあります。 →ピロリ菌除菌で胃酸分泌が増える人もいます。
〇診断
症状の聞き取りと生活習慣の確認、消化性潰瘍や胃炎・逆流性食道炎などの疾患を除外するため、上部消化菅内視鏡(胃カメラ)が行われます。
〇治療
胃酸を抑える薬と生活習慣の改善
〇日常生活でできる対策
胃酸過多の症状を和らげるためには、生活習慣の見直しも重要です。
食べ過ぎない、就寝前の食事を控える脂っこい食事や刺激物を控える。アルコールやカフェインを摂りすぎない、ストレスをためない。
胃酸過多症そのものは命に関わる病気ではありませんが、放置していると胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの合併症につながる恐れがあります。また出血を伴う潰瘍では黒色便や貧血を引き起こし穿孔を起こすと腹膜炎になることもあります。
胃酸過多は一見軽度な症状に見えても、進行すれば重篤な疾患に発展することもあるため、早期の対応が重要です。
胃痛が長く続く、胸やけが頻繁に起こる、食欲低下や体重減少がある、市販の薬を飲んでも改善しないなど症状が気になる場合や体調に異変を感じたら自分で判断せず、当院にご相談ください。


(2026年3月23日)

  機能性ディスペプシアについて
今まで胃の症状があり検査をしても異常がありませんと言われた人はいないでしょうか?検査をしても異常がなく胃の症状が続くような場合、機能性ディスペプシアの可能性があるかもしれません。
機能性ディスペプシアとは、胃や十二指腸に明らかに異常がなく胃の不快感や痛みが持続することをいいます。

原因には、胃の運動機能性障害・胃酸過多・ストレス・食生活の影響などがあります。
年齢、性別に関わらず機能性ディスペプシアと診断される可能性があり、20〜30代の女性に多い傾向があります。

症状には、食後の胃のもたれ・少量で満腹になる(早期膨満感)・みぞうちの痛みや不快感・胃の焼けるような感じ・吐気やゲップなどの症状があります。
症状の背景には、不規則な生活習慣や生活習慣の乱れが影響する場合が多いです。
例えば、睡眠不足、運動不足、不規則な食事時間、栄養バランスの偏りのある食事内容が原因である場合、これらの生活習慣を改善することで症状が緩和することがあります。

診断方法は、慢性的な胃もたれや痛みなどの自覚症状を伴う疾患なので診断には、器質的な消化器疾患の除外が必要です。食後のもたれ感、早期飽満感、心窩部痛、心窩部灼熱感を訴える場合は、消化器症状と体重減少や発熱の有無を確認。また、胃内視鏡検査、血液検査、ピロリ菌検査、腹部超音波検査などを実施し、潰瘍やがん等の器質性疾患の有無を確認します。

治療には、患者様の症状に合わせて薬物療法になります。

対策には、生活習慣の改善、運動習慣などがあげられます。
生活習慣の改善には、食生活で脂っこい食事や刺激物(辛いもの・カフェイン・アルコール)をなるべく控えめに、腹八分目を意識し、ゆっくり食事をする。食後すぐに横にならないこと。ストレスを軽減する。運動習慣には、軽いウォーキングやストレッチなど。


(2026年4月14日)

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