宮川内科・胃腸科医院
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宮川内科・胃腸科医院
〒305-0051
茨城県つくば市
二の宮2丁目2−26
TEL 029-855-8777
Dr宮川の注目コーナー
不眠症について
「なかなか寝れない」「夜中に何度も目がさめてしまう」「朝早く目がさめてしまう」こうした睡眠の悩みは多くの人が経験します。しかし、それが続いて日中の生活に支障が出ている場合は、不眠症の可能性があります。
不眠症とは、眠りたいのに十分に睡眠が取れずその結果、日中の生活に困る状態が続く病気です。単に睡眠時間が短いだけではなく、疲れが取れない、集中力が低下、気分が落ち込む、仕事や家事に支障がでるといった症状があることが特徴です。
ー不眠症の主な症状 ー
1、入眠障害:布団に入ってもなかなか寝られない状態です。
2、中途覚醒:夜中に何度も目が覚めその後寝れなくなる状態。
3、早期覚醒:朝早く目が覚めてしまい予定よりかなり早く起きてしまう状態。
4、熟眠障害:十分寝たはずなのに眠った感じがしない状態で
す。
なぜ不眠症になるの
原因は一つではなくいくつかの要素が重なって起こることが多いです。
ストレス不安:仕事、人間関係、家庭の問題などによる精神的ストレスは不眠の大きな原因です。
生活習慣の乱れ:夜更かし、スマートフォンの見すぎ、カフェインの取りすぎ、不規則な生活なども睡眠に影響します。
加齢:年齢と共に眠りは浅くなり、途中で目が覚めやすくなります。
病気や薬の影響:うつ病、不安障害、睡眠時無呼吸症候群、痛みや頻尿などが背景にあることも考えられます。
不眠症を放置すると高血圧、糖尿病、心疾患、うつ状態などのリスクが高まることが知られています。
不眠症の治療
睡眠習慣の改善、睡眠薬の使用などがあります。睡眠薬は依存しそうで心配される方もいます。薬によっては注意が必要ですが、医師の指示通りに適切に使用すれば安全に使えるケースも多くあります。
寝れない状態が1ヶ月以上続く。日中の眠気が強い。気分の落ち込みがある。いびきや無呼吸を指摘される。睡眠薬について相談したい。このような場合は早めに受診し、相談して下さい。
今日からできる不眠対策
・前日寝れなくても、朝は決められた時間に起きる。休日でも同じ時間に起きる。
・起きたら日光を浴びて、セロトニン分泌を促進し、体内時計を調節する。
・食事は規則正しく一日3回取る。
・適切な運動をする。ウォーキング、軽いランニングなど有酸素運動を日中に行う。
・昼寝は30分以内にし、夕方の昼寝は避ける。布団には入らない。
・夕方以降、カフェイン、喫煙は控える。アルコールは適量にとどめる。
・入浴は就寝時間の1,2時間以内に済ませる。
・寝れない時、テレビ、スマホ、時計は見ない。
・寝室は暗くする。
・スマートフォン、パソコンのブルーライトは脳を興奮させるため就寝の1時間前から控える。
不眠症は誰でも起こりうる身近な病気です。寝れないだけと軽く考えず、生活習慣を整え、必要に応じて受診し、ご相談下さい。毎日の睡眠を見直すことから始めてみましょう。
(2026年5月21日)
食中毒について
食中毒は、年間を通して発生します。食中毒は、有害物質や有毒な微生物等に汚染された食品を摂取することで引き起こされる下痢や嘔吐、発熱、頭痛などの症状を引き起こします。下痢がひどい時には出血も混じることもあります。食中毒の原因には、細菌性食中毒、ウイルス性食中毒、化学物質によるものや自然毒などがあります。
今の時期に多いのは、細菌性による食中毒です。
細菌性は、高温多湿で増えやすいため、蒸し暑い梅雨時期から夏にかけて多発します。細菌性の分類には、感染型や食物内毒素型、生体内毒素型などがあります。
感染型には、カンピロバクター、サルモネラ、腸炎ピブリオなどがあり、食物内毒素型には、黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌、セレウス菌など。生体内毒素型には、腸管出血性大腸菌などがあげられます。カンピロバクターの感染源には、鶏肉、生レバーなどがあり、サルモネラ菌の感染源は、豚肉、牛肉、鶏肉卵など、ブドウ球菌の感染源には、ヒトの皮膚や便、手を介して調理されるものとされております。細菌性の食中毒の潜伏期には、数時間から数日の場合があります。
感染経路は、経口感染になります。細菌に汚染された食品、水、氷、細菌感染した人からの糞便や吐いたものを処理したもの感染しているペットからも感染します。
細菌による食中毒を防ぐには・・・・
@細菌を食べ物に「つけない」 手洗い、器具の洗浄・消毒
A食べ物に付着した細菌を「増やさない」 適切な温度で保管、調理後は速やかに食べる
➂食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」 加熱殺菌
この3つが食中毒の三原則になります。
症状が重く水分が摂れていない場合には念のため医療機関を受診をしましょう。
(2026年7月17日)
良性発作性頭位めまい症について@
「寝返りをするとグルグルする…」それは良性発作性頭位めまい症かもしれません
「朝、ベッドから起き上がったら、突然グルグル目が回った」
「寝返りをしたら、天井が回るような感じがした」
「上を向いたり、下を向いたりすると、めまいがする」
このような症状で不安になったことはありませんか?
頭を動かしたときに短時間の「グルグルするめまい」が起こる場合、**良性発作性頭位めまい症(BPPV)**という病気が原因かもしれません。
良性発作性頭位めまい症とは?
良性発作性頭位めまい症は、耳の奥にある「内耳」という場所が関係して起こるめまいです。
めまいの病気の中でも比較的よくみられ、特定の頭の向きや動きによって、短時間の回転性めまいが起こることが特徴です。
たとえば、
ベッドで寝返りをしたとき
朝、起き上がったとき
横になったとき
上を向いたとき
下を向いたとき
などに、突然「グルグル」「フワッ」とすることがあります。
多くの場合、めまいは数秒から数十秒程度でおさまります。吐き気を伴うこともありますが、通常は難聴や耳鳴りを伴わないことが特徴です。
なぜ頭を動かすとめまいが起こるの?
「頭を動かしただけなのに、なぜ目が回るの?」
そう疑問に思う方も多いでしょう。
耳の奥には、体の傾きや動きを感じ取る「前庭」という器官があります。その中には、体の動きを感じるための小さなカルシウムの粒があり、これを耳石と呼びます。
通常、耳石は決まった場所にあります。
ところが、何らかの理由で耳石の一部がその場所からはがれ、近くにある「半規管」という管の中に入り込むことがあります。
すると、頭を動かしたときに耳石が半規管の中を動き、本来とは違った刺激が内耳に伝わります。
その結果、脳が「体が大きく動いた」と誤って認識し、グルグル回るようなめまいが起こると考えられています。
イメージとしては、
耳石が本来の場所から外れる
↓
半規管の中に入り込む
↓
頭を動かすと耳石も動く
↓
内耳が刺激される
↓
「回っている」と感じる
という流れです。
病名に「良性」と入っているため、少し不思議に感じるかもしれません。
ここでいう「良性」は、脳腫瘍や脳卒中などのような重篤な病気が原因ではないことが多いという意味で使われています。
ただし、「めまいなら何でも良性発作性頭位めまい症」というわけではありません。
めまいには、耳が原因のものだけでなく、脳やその他の病気が原因となるものもあります。そのため、初めて強いめまいが起こった場合や、症状がいつもと違う場合には、自己判断せずにかかりつけの医師か専門の先生とご相談ください。
(2026年8月14日)
良性発作性頭位めまい症についてA
良性発作性頭位めまい症に特徴的な症状
次のような特徴がある場合は、良性発作性頭位めまい症が疑われます。
@ 頭を動かしたときに起こる
寝返りや起き上がりなど、頭の位置が変わったときにめまいが起こります。
A グルグル回る感じがする
「天井が回る」「自分が回っているような感じ」など、回転性のめまいを感じることがあります。
B めまいは比較的短時間でおさまる
一度のめまいは、数秒から数十秒程度でおさまることが多いです。
C 吐き気が出ることもある
めまいが強い場合には、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
D 難聴や耳鳴りは通常ない
良性発作性頭位めまい症では、めまいと同時に難聴や耳鳴りが出ることは通常ありません。
「頭を動かさないほうがいい」は本当?
めまいが起こると、
「怖いから、できるだけ頭を動かさないようにしよう」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、良性発作性頭位めまい症では、頭を動かさないことが治療になるとは限りません。
原因となっている耳石を本来の位置に戻す「耳石置換法」という治療があり、頭を決められた方向に動かすことで、症状の改善を目指します。
めまいが起こったら、まずどうすればいい?
めまいが起こったときは、転倒しないように安全な場所で座る、または横になるなどして、まず身の安全を確保しましょう。
そして、
「どんな動きをしたときに起こったのか」
「どのくらい続いたのか」
「耳鳴りや難聴はあったか」
「手足のしびれやろれつの回りにくさはないか」
などを覚えておくと、診察の際に役立ちます。
こんなときは「良性」と決めつけないでください
良性発作性頭位めまい症ではない病気が隠れている可能性もあるため、次のような症状がある場合は注意が必要です。
激しい頭痛、意識がおかしい、ろれつが回らない、手足の麻痺・しびれなどを伴う場合は、脳の病気などの可能性があるため、緊急の対応が必要になることがあります。
「いつものめまいだから大丈夫」と自己判断せず、症状が強い場合や、いつもと違う場合には早めに受診し、ご相談ください。
原因がわかることで、不安が軽くなり、適切な治療につながることがあります。
(2026年8月14日)
代謝性機能障害関連脂肪性肝疾患とは
肝臓の病気は、と考えるとウイルス性の肝炎やアルコール性肝炎などを最初に頭に思い浮べる方が多いかも知れません。それらに関係なく肝臓の病気として非アルコール性脂肪性肝疾患や非アルコール性脂肪肝炎が最近、注目されています。これらが進行すると肝硬変や肝がんになることがあります。
飲酒の影響がないと考えられる脂肪肝である代謝性機能症関連脂肪性肝疾患(Metabolic dysfunction-Associated Steatotic Liver Disease)の原因のほとんどは、生活習慣の乱れやストレス、運動不足、肥満やメタボリックシンドロームなどが重なり、肝臓が悲鳴をあげている状態です。内臓脂肪組織は、余分な栄養を脂肪として蓄える人体最大の内分泌臓器と言われています。脂肪が溜まり過ぎると内臓肥満の状態になり、余計な脂肪酸や炎症が全身に起こり、悪玉ホルモンを分泌します。悪玉ホルモンが過剰に肝臓へ流れ込むことにより肝臓の炎症や不純物の処理が追いつかない状態になり、処理するために酸化ストレスという肝臓の環境が悪化した状態が発生し、炎症が強くなります。内臓肥満は、肝臓だけではなく全身に影響を与え、心筋梗塞、脳梗塞などの病気の原因になる動脈硬化の進行を早め、糖尿病の合併症に影響を与えることもあります。MASLDの発症の悪化には、遺伝的な原因や腸内細菌、肥満や生活習慣以外の要因も影響することがあります。
肝臓の細胞が長い時間壊れ続け、進行すると次第に線維化を起こし肝臓が硬くなっていきさらに進むと肝硬変になり、肝がんになることがあります。
肝臓は、沈黙の臓器と言われていますが、他の肝臓病と同様MASLDも自覚症状がありません。
検査は、血液検査や超音波検査で判明されますが、肝生検などを行う事もあります。
健康診断で肝機能が正常であってもMASLDではないとは限りません。肥満や肥満傾向がある人、高血圧、脂質異常、糖尿病、高尿酸血症などの生活習慣病やリスクがある人は、かかりつけ医や医療機関を受診し相談してみてはいかかでしょうか。
(2026年9月15日
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