宮川内科・胃腸科医院
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Dr宮川の注目コーナー

  甲状腺の病気について
ここ最近なんとなく元気がない、全身倦怠感などがある、首の所が腫れているなどの症状はありませんか?もしかしたら甲状腺の病気からくる症状の可能性があります。甲状腺は体の健康を守る上で欠かせない臓器ですが、知らない方もいるのではないでしょうか。
                                   
甲状腺は首の前方、のどぼとけのすぐ下にあり蝶が羽を広げたような形で、すぐ後ろにある気管を包み込むようにあります。正常な甲状腺は柔らかいので、外から触ってもわからないですが、腫れてくると手で触ることができ、ある程度大きくなると首をみただけでも腫れがわかります。
甲状腺は、体の発育を促進し、新陳代謝を盛んにする働きがあり、私たちが活動するために必要なエネルギーを作り、快適に生活するために必要なホルモンです。全身のほとんどの組織に作用し、成長・発育に重要でエネルギーの産生や様々な代謝、循環器の調節なども行っており、そのためホルモンの分泌が過剰になったり、低下することで身体にあらゆる症状をきたします。患者の多くは、女性であること、典型的な症状があまりみられないことの二つあげられ、更年期障害や体調不良による症状ににているので発見が遅れたり気づかないまま過ごしてしまうこともあります。
原因は、自分の体を守る免疫機能が、何らかの問題で自分自身の細胞や生体組織を攻撃してしまう自己免疫疾患の一つになります。
甲状腺の病気一つ目は、バセドウ病です。
バセドウ病は、甲状腺のホルモンが過剰に作られる病気で、女性に多い病気ではありますが、比較的男性でも発症しやすい病気でもあります。発症年齢は、20〜30歳代が過半数を占め、次いで40歳代、50歳代と。
症状は、暑がり、疲れやすい、だるい、体重減少などです。
逆に甲状腺ホルモンの分泌が減少し、全身の代謝が低下している状態として橋本病があります。橋本病は慢性甲状腺炎とも言われています。橋本病は、女性に多く、20歳代後半、30歳、40歳代が多い。
症状は、寒がり、疲れやすい、動作が鈍い、体重増加、声枯れ。
原因は、不明で、ある種のリンパ球が甲状腺組織を攻撃して起こるのではないかと言われています。

他には、良性腫瘍、悪性腫瘍、プランマー病があります。
検査は、超音波検査、血液検査。
治療は、内科的治療、外科的治療、放射線治療などになります。
少しでも気になる症状がある時は、かかりつけ医に相談をして下さい。
きちんと検査を受け治療をすれば、支障なく日常生活を送れる疾患です。


(2024年10月15日)

  介護サービスを受けるには?@
これから介護サービスを受けようと考えている方が、いるのではないでしょうか?
受けるには、どの様な手続きが必要になるのか?どんなサービスが受けられるのか分からないという人がいるのではないでしょうか。
まずは、今お住いの市区町村の窓口に要介護認定の申請をします。
申請後には市区町村の職員などの訪問があり聞き取り調査が行われます。その後、市区町村からの依頼よリかかりつけ医に連絡があり患者様の心身の状況について意見書を作成します。
 その後、認定調査結果や主治医意見書に基づくコンピューターによる一次判定及び、一次判定結果や主治医意見書に基づく介護認定審査会による二次判定を経て、市区町村が要介護度を決定します。
 
介護保険は、要介護度に応じて受けられるサービスが決まり、要介護度が判定された後は、自身がどの介護サービスを受けるか?どの事業所を選ぶかについてサービス計画書を作成し、それに基づきサービスの利用が始まります。
1.要介護認定の申請に必要なものは、介護保険被保険者証が必要です。40-64歳までの人(第2号被保険者)が申請を行う場合は、医療保険証が必要です。
2.認定調査は、調査員が自宅や施設などに訪問し、心身の状態を確認し認定調査をおこないます。主治医意見書は市区町村が主治医に依頼します。主治医がいない場合には、市区町村の指定医の診察を受けます。申請者の意見書作成料には、自己負担はありません。



(2024年12月17日)

  介護サービスを受けるには?A
3.審査判定には、調査結果及び主治医意見書の一部の項目がコンピューターに入力され全国一律の判定方法で要介護度の判定が行われ、一次判定の結果と主治医意見書に基づき、介護認定審査会による要介護度の判定が行われます。
4.認定後は、申請者に結果を通知します。申請から認定通知までは原則30日以内に行います。認定は、要支援1-5までの7段階及び非該当に分かれています。
認定の有効期限-新規、変更申請;原則6ヶ月(状態に応じて3-12   ヶ月まで設定)
       -更新申請;原則12ヶ月(状態に応じて3-24ヶ月まで設定)
有効期限を経過すると介護サービスが利用できないので、有効
期間満了までに認定の更新申請が必要。
身体の状態に変化が生じたときには、有効期間の途中でも、要介護認定の変更の申請をすることができます。

5.介護サービス計画書の作成が必要となります。要支援1-2の介護予防サービス計画書は地域包括支援センターに相談し、要介護1以上の介護サービス計画書は介護支援専門員(ケアマネジャー)のいる、市区町村の指定を受けた居宅介護支援事業者(ケアプラン作成事業者)へ依頼します。依頼を受けた介護支援専門員は、どの
サービスをどう利用するか、本人や家族の希望、心身の状態を充分考慮し、介護サ‐ビス計画書を作成します。
6.介護サービスの開始、計画にもとづいた、さまざまなサービスが利用できます。
7.ケアプランとは、どの様な介護サービスをいつ、どれだけ利用するかを決める計画です。介護サービスを利用するには、まず、介護や支援の必要性に応じてサービスを組み合わせたケアプランを作成。ケアプランに基づき、介護サービス事業所と契約を結び、サービスを利用する。
要介護1-5と認定された方
在宅のサービスを利用する場合→居宅介護支援事業者に介護サービス計画を作成してもらいます。
施設のサービスを利用する場合→施設の介護支援専門員がケアプランを作成
要支援1-2と認定された方
ケアプランは、地域包括支援センターに作成を依頼します。
地域包括支援センターはお住いの市町村が実施主体となっています。詳しくは、近くの市区町村に問い合わせをして下さい。


(2024年12月17日)

  家庭で血圧を測りましょう
血圧とは、全身の血管へ送り出された血液が、動脈の内壁を押す力のこと。心臓が縮んで血液を送り出す際に、強い圧がかかります。 この時の血圧が上の血圧(収縮期血圧)、心臓が広がった時の血圧が下の血圧(拡大期血圧)です。血圧は年齢と共に高くなります。症状がないからと検診を受けなかったり家庭で血圧を測ったことがない方の中には高血圧が潜んでいると考えられ、放置しておくと危険です。家庭血圧130/85mmhg以上が脳卒中心筋梗塞にかかる率を2〜3倍にも増やす危険な高血圧です。高血圧があってもほとんど症状に出ません。家庭血圧を測定して本当の血圧を知り、高血圧を見つけましょう。
・家庭で測る必要性
病院と違い家では毎日同じ時間で測ることが出来るため、より正確な血圧を知ることが出来ます。家でリラックスをした状態で測る方が血圧が安定します。また、測定を記録しておくことで、自分自身の健康管理の目安になります。担当医にとっても診断材料として重要な役割を果たしてくれます。
・正確に血圧を測る方法
朝と夜と一日2回の測定が理想です。大事なことは毎日決まった時間、同じ条件で測定することです。
朝は、起床して1時間以内、朝食・服薬前、トイレを済ませた後、夜は、就寝前(飲酒や入浴の直後は避ける)
姿勢は椅子に足を組まずに座り、背筋を伸ばした姿勢で測定します。座って1〜2分安静してから測定する。
・家庭で血圧で測定するとき注意したいこと
血圧は些細なことでも影響して上下します。食事や食事内容にも影響を受けるので、できるだけ空腹時に測定するのがおすすめです。
アルコールは、血管を拡張させるため、お酒を飲んだ後は血圧が下がりやすくなります。タバコは血圧が上昇させるため、測定前は吸わないようにニコチンが末梢血管を収縮し一般的には血圧を上昇させるといわれています。入浴前に測定する場合、安静時間を少なくとも15分間はとってからの測定が適しています。入浴した後に測定する場合は、入浴後30以上経ってから測定を行いましょう。尿意や便意があるときはトイレを済ませてから測定しましょう。運動は軽く歩いた程度でも血圧に影響します。1〜2分安静にし、落ち着いた状態で測りましょう。血圧は緊張や不安、ストレスなど感情の起伏といった精神的な影響を受け変動します。緊張すると上がりやすいのでリラックスした状態で測ることが大切です。発熱や脱水なども体調不良も数値に影響します。体調がよくないと感じる場合は、健康状態も記録しておくとよい。温度により、変化します。寒いときは血圧が高めにでる傾向があるため、20度前後の過ごしやすい室温で測りましょう。
測った血圧をきちんと記録をしましょう。毎日、毎回もきちんとデータに記録することが重要です。測定をした時間とその時の体調なども併せて記録することで、変化に気づきやすくなります。記録が苦手な方もスマートフォンのアプリと連動できるものや、測定した血圧を記録できるメモリ機能が付いているものもあります。
家庭用の血圧には、さまざまな種類があります。腕式、アーム式、手首式等。正しく測定するためには腕に巻くタイプがおすすめです。
血圧が低すぎるとめまいがして転倒したり、高血圧は心疾患、脳卒中、動脈硬化の原因ともなります。医療機関で、測った診察血圧だけではわからない白衣高血圧、仮面高血圧など病気を未然に防ぐことにつながります。正しい血圧の測定方法を身に着け、自分の血圧をしっかり管理していきましょう。



(2025年1月23日)

  インフルエンザ・コロナワクチン予防接種について
・9月26日(木)よりお電話によるご予約を開始致します。接種開始日は10月1日(火)からとなります。
※ご予約のお電話は、診療時間内にお願い致します。
月・火・木・金   8:30〜12:00  15:00〜18:00
水         8:30〜12:00
土         8:30〜13:00

・昨年度まで院内感染対策として院外にて接種を行っておりましたが、今年度は全て院内の接種と致しますので、ご了承下さい。

・64歳以下の方
インフルの予防接種の予診票は、ご予約開始日の9月26日(木)から当院の玄関に注意事項の用紙と予診票を置いておきますので、お時間のある時に取りにいらっしゃっていただくか、ご自身でインターネットより印刷し、お持ち下さい。また、予診票は事前にご自宅にて記入をし、予約日にご持参ください。
・65歳以上の方
市役所から自宅へ届いている予診票を記入して忘れずに、ご持参ください。コロナワクチンの予診票は忘れてしまうと接種出来ませんのでご注意ください。
・東振協、あまの創建の利用券をお持ちの方は予約時にお伝えください。複数の補助制度の併用はできません。

※つくば市に住民登録があるお子様でインフルエンザのワクチンを希望される方は、つくば市の助成は初回の一回目のみ対象となりますのでご注意ください。二回目の接種時には利用できません。(生後6ヶ月〜中学3年生)

※今年度、2歳〜18歳対象のフルミスト(鼻にスプレーするタイプのインフルエンザワクチン)は当院では行いませんのでご了承下さい。
*小さいお子様でインフルの接種が初めてで、卵アレルギーがある方は主治医に接種しても良いかご予約前に事前にご確認をお願い致します。

《コロナワクチン接種料金》
・任意接種  15300円(税込)
つくば市の予診票(接種券)をお持ちの方は、自己負担4000円です。
生活保護の方は全額助成のため自己負担はありません。自己負担額は市町村の助成額により異なることがあります。

※コロナワクチン接種後の方は、15分間は様子をみてからお帰り頂きます。院内での滞在時間短縮のため、なるべくお車にてお越し下さい。お車での来院が難しい方は、院内待合室にて様子をみてからお帰り下さい。

【コロナワクチン任意接種を希望の場合】
ご予約制になりますのでご希望の方は、ご予約下さい。任意接種の為、全額自己負担となります。コロナワクチン任意接種用の予診票は、受付にて直接お渡しとなりますので、予約日前日までにお受け取り下さい。


(2024年9月25日)

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